どんなことにもメリットがあれば、その反面でデメリットがあるものです。カードローンのSMBCモビットも同じでメリットとデメリットが有るため、申込の前にこのメリットとデメリットをよく理解しておかなければなりません。
SMBCモビットのメリットと言えばまず簡単迅速な申込みにあるでしょう。申込後早ければ30分で審査は終わり、即日融資を受けることも可能です。もう一つのメリットとしてはWeb完結なら電話連絡なしという点です。
SMBCモビットのデメリットとしては、銀行のカードローンに比べて金利が高いというところになるでしょう。またSMBCモビットは自前のATMを持っていないため一部を除いて提携ATMを利用する時に利用手数料が掛ることになります。
SMBCモビットのメリットと言えばまず簡単迅速に申込みができるという点でしょう。SMBCモビットは窓口を持ちませんから窓口での申込みはできませんが、三井住友銀行の店頭などにあるローン契約機を始め様々な申込方法が提供されています。
しかも審査は最短30分で行わるため、すぐに契約手続きに進むことができ、時間さえ気をつければ即日利用することも可能になります。ただしこの場合、カードの受け取りが郵送になるので融資は銀行振込になります。
もしATMでの融資を希望する場合には、カードをすぐに受け取る必要が有るため、カードの受け取りだけをローン契約機で行うこともできるようになっています。自分の利用方法に合わせてどちらを利用するかを選びましょう。
カードローンはいくら使い勝手が良くても申込みが面倒では利用者は増えないでしょう。
その点SMBCモビットは簡単迅速な申込みができ、これがSMBCモビットの最大のメリットと言えそうです。
ここで少しSMBCモビットにつての説明をしておかなければなりません。SMBCモビットの説明記事を見ると窓口と表現されているものが有り、これを読めば、通常の消費者金融の店舗の窓口を連想してしまいます。
しかしSMBCモビットには店舗はありません。窓口の言っているのは、パソコンやスマートフォン、携帯電話などのホームページや電話、ローン契約機、提携ATMなど、SMBCモビットと接触できるものの総称で使われています。
このため通常の意味での窓口からの申込みはできませんが、次の申込方法が提供されています。
申込者はこれ等の方法の中なら自分の利用しやすいものを選んで申込むことができます。
カードローンの申込方法
消費者金融はカードを使って融資を行うと言う形のローンを非常に長く提供してきており、最初は窓口での申込みだけだったものが、技術の進歩とともに非常に多くの申込方法を提供してきています。
このため多くの大手消費者金融ではその歴史的な背景も有って、提供してきた申込方法をそのまま残している場合が多く、SMBCモビットの申込方法に加えてさらに窓口からの申込みやFAXでの申込みを提供している場合も有ります。
SMBCモビットは比較的歴史が短く、店舗も持たないことから、最近利用者の多い申込方法を選んで提供しており、店舗の窓口での申し込みなどはサポートしていません。これで人件費の削減などができていると思われます。
銀行の場合もカードローンとしては消費者金融よりずっと短い歴史しか持っていませんから、SMBCモビットと同じように、利用者の多いと思われる申込方法だけを選んで提供しているところが多く、窓口での取り扱いをしていない場合も有ります。
通常平日9:00~19:00までに申込みを行えば最短30分で審査が完了します。特にインターネット経由の申込みでは申込み後10秒で簡易審査の結果が表示されますから、いらいらと審査結果を待つ必要はありません。
もし即日融資を使用したいという場合には、審査を速めてもらうために申込みが受け付けられたらすぐにフリーコールを利用してSMBCモビットに連絡を入れれば、審査順が早まり問題が無ければ即日利用が可能になります。
ただし、審査は誰でも30分で終わるというわけではありませんから、もし即日利用が必要ということであれば、なるべく早めに申込むようにしましょう。いくら簡単迅速のSMBCモビットでも対応できない場合はあるのです。
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もう一つ即日融資で注意しておかなければならないのが借入方法です。SMBCモビットのようなカードローンはその名の通りカードを使ってATMから融資を受けるという形で利用するものでカードが必要な訳です。
しかしカードをインターネット経由で送信するわけにはいきませんから、どうしても郵送が入らざるを得ません。このためカードでの即日利用は難しいということになります。
そこで即日利用を簡単に利用する方法は、電話あるいはインターネット経由でSMBCモビットに対して銀行口座に直接振り込んでもらうというものです。これなら郵送による受け渡しは必要ありませんから、すぐに利用できます。
もしどうしてもATMでの利用を希望している場合には、カードの受け取りを郵送ではなく、ローン契約機にしておきましょう。
そうすれば審査が通過すれば、三井住友銀行の店頭などに設置されている三井住友銀行のローン契約機からカードを受け取ることが可能になります。家に居ながらにしてということではありませんが即日利用では便利です。
もう一つのメリットはWeb完結と言う申込方法です。この申込方法を利用する場合は申込みはもとより融資の利用まですべてをWeb上で行うことになり、いつもパソコンの前にいるような人には大変便利でしょう。
しかもこのWeb完結と言う申込方法を利用すれば、条件さえ満たしていれば電話連絡がありません。在籍確認は勤務先に電話で行われるため、申込者には大変嫌われる存在でそれが無いのですから申込者にとっては大変うれしい方法でしょう。
ただし、このWeb完結はすべてWeb上で完結させるという考え方のため、ATMでの利用を前提にしていません。したがってカードの発行も有りません。ATMでの利用を考えている場合には、Web完結は利用できません。
SMBCモビットにはもう一つメリットが有ります。それはWeb完結と言う申込方法です。先程紹介した申込方法はカード申込と言う方法でしたが、このWeb完結という申込方法はパソコンとスマートフォンだけに提供されているものです。
Web完結という言葉から多少は分かると思いますが、これは申込だけではなく融資の利用までのすべてをWeb上で行うためにWeb完結と表現しています。
先ほど説明した申込み方法で申込んだ場合には、インターネット経由と言っても、申込みの途中で電話やあるいは郵送と言った手段を利用する部分が出てきますが、Web完結はそういうことが有りません。
もちろんパソコンやスマートフォンを日常的に利用している人には便利に利用できる可能性が有りますが、あまり利用しておらず、操作が不安というような人にはあまりお勧めできる利用方法とは言えません。
このWeb完結を利用するには、次の2つの条件を満たす必要が有ります。
Web完結を利用すれば、先ほど言ったように電話や郵送でのやりとりが無くなりますが、これには勤務先に行われる電話も含まれます。要するにカードローンの申込者が嫌がる電話連絡がWeb完結にはないのです。
これはここで示した条件を満たすことによって在籍確認に代わる確認になっているということができます。
もしこれまで電話連絡が嫌でカードローンの利用をためらっていた人にとってはSMBCモビットは待ちに待ったカードローンと言えるかもしれません。
在籍確認
在籍確認と言うのは、審査における本人確認の一環で行われているものです。最近では窓口で本人確認を行うことができない場合が多いですから、本人の証明書類だけでは足りず、この在籍確認が利用されているのです。
在籍確認は会社員などの場合、申込者の勤務先に電話が入り、実際に在籍していることが確認されます。本人が出るのが普通ですが、不在の場合でも在席の確認さえできれば良いとされています。
しかしこの在籍確認は職場に電話が入るため、借金の申込みをしていることが周囲にばれないかと言うことを心配する人が多く、あまり歓迎されない存在でした。金融機関のほうも嫌われているのは承知で行っています。
そこで特に消費者金融では電話をかける際には消費者金融名を名乗らず、個人名で電話を入れるように気を使っています。このため職場に電話が有ったとしても、申込者が気にするように周囲にばれる可能性はまずありません。
Web完結は電話連絡も無く良さそうだと思っている人も多いかもしれませんが、利用方法については注意しなければならない点があります。それは先ほど言った郵送物が無いという点に関係しています。
カードローンと言うのはカードを利用してATMから融資を引き出すものという認識が有りますが、カードは郵送されると先ほど説明しました。ところがWeb完結ではこの郵送が有りませんからカードは届きません。
利用方法として説明したようにすべてはWeb上で行われます。したがってATMでの利用は想定されていないのです。このためカードの必要性はありませんから、カードは発行されない訳です。
そんなのカードローンじゃないじゃないかと言われるかもしれませんが、カードの無いキャッシングローンだと思っても良いでしょう。
したがって、利用方法がATMよりも銀行振込中心というような利用者にとってはWeb完結はお勧めできますが、ATMの利用を想定している人にはお勧めできませんので、申込みには十分注意してください。
メリットが有ればデモリットも当然あります。SMBCモビットの最大のデメリットは銀行のカードローンに比べて最大金利が高くなっていることです。
利用者に適用される金利と言うのは利用限度額と一緒に審査で決まりますが、これはそれぞれの信用によって決めることになります。申込時点では申込者とSMBCモビットには通常お付き合いは有りませんので信用は低く金利は高めになります。
このデメリットは利息を膨らませる事に繋がるため、利息というものをよく考えて、融資を工夫して利用することによって、利息の軽減を考える必要が有ります。上手に利用すれば、銀行に比べて差を小さくすることもできるのです。
これはSMBCモビットだけのデメリットと言うわけではありませんが、金利面では消費者金融のカードローンは銀行のカードローンにかないません。
そこで銀行のカードローンとSMBCモビットのカードローンそして大手消費者金融のカードローンの金利を比較してみたのが次の表です。
カードローン | 利用限度額の上限 | 金利 |
---|---|---|
みずほ銀行カードローン | 1000万円 | 3.5%~14.0% |
三菱東京UFJ銀行カードローン バンクィック | 500万円 | 1.8%~14.6% |
三井住友銀行カードローン | 800万円 | 4.0%~14.5% |
SMBCモビット | 800万円 | 3.0%~18.0% |
プロミス | 500万円 | 4.5%~17.8% |
アイフル | 500万円 | 4.5%~18.0% |
このようにSMBCモビットの場合最高金利は18.0%で消費者金融と比較するればほぼ同程度になりますが、銀行と比較すると3.5%から4%高い設定になってしまいます。
この理由は、お金を貸すときのリスクに関係しています。利用者がまず申込みを考えるのは、やはり安心感のある銀行です。そして信用的な問題で銀行での審査通過が難しいような人が大手消費者金融に申込んできます。
そうすると大手消費者金融は銀行と同じような審査をしていたら、利用者を確保できませんから、その分多少リスクが高くても審査に通しているわけです。
金融の世界では信用が最も重要な尺度として用いられますので、信用が高い人には低い金利で貸しますが、信用が低い人ほど金利は高くなります。このため信用が低くても貸すことになる消費者金融と言うのはその分金利を上乗せするわけです。
こういう話をすると、一部の人は表を見てSMBCモビットは確かに最高金利は高いが、最低金利は多くの銀行よりも低くなっているから、自分は社会的信用が有り、自分に適用される金利は銀行より有利になりそうだと考えることが有ります。
しかし金融機関の信用判断は実際にお付き合いのある利用者でなければ高い評価はしません。
要するに初めて利用するような人の場合、最初は信用して良いかどうかは分らず、評価は低いのが普通なのです。
このため申込んだ直後というのはまずはお試し期間と考えたほうが良いのです。少ない利用限度額を高い金利で使ってもらい、利用状況から判断して信用できるということになった時に利用限度額を増やし金利を下げてくれるのです。
ですから申込みの前から自分は低い金利が適用されるなど、勝手に判断していると、実際に適用される金利を見てがっかりすることになってしまいます。
このように特に最初はSMBCモビットは金利的に銀行のカードローンに比べて不利になります。そこで注意したいのが利用方法です。
利息は利用方法次第で節約でき、不利なところを利用方法でカバーすることを考えましょう。
利息は次の式で計算できます。
利息 = 元本 × 金利 × 借入期間
式を見れば分かりますが、金利が高ければ借入期間を調整すれば良い訳です。
そこで利息を節約する方法を考えてみると、まず借入れは少額づつ必要なだけ借りることです。例えば大きな金額を借りて、少しづつ使うよりも少しづつ借りて使ったほうが、後から借りた分については借入期間を短縮できます。
また返済でも、月々の返済の他にSMBCモビットでは追加返済と言うものがあり、これをうまく利用して、余分なお金ができたらすぐに返済に回せば、その分の借入期間は短縮され、利息を削減することができます。
もう一つのデメリットはSMBCモビットには自前で設置しているATMが無いということです。利用できるATMはすべて提携している金融機関のATMで、提携関係はたくさんありますが、利用手数料がかかってしまいます。
SMBCモビットは、三井住友銀行のATMが利用できますが、これに限っては利用手数料はかかりません。
しかしその他たくさんある提携金融機関のATMを利用した場合利用手数料が掛ることになり、借り方次第で利息に近いほどの手数料がかかってしまうことも有ります。
したがってSMBCモビットを利用する場合、できれば利用するATMは三井住友銀行のものにすることを心掛ける必要が有ります。
もう一つのデメリットを挙げるとすればATMです。SMBCモビットは店舗を持ちませんが、これと同時に自前のATMも持っていません。このためSMBCモビットをATMから利用する場合、すべて提携金融機関のATMということになります。
利用出来る提携ATMには次のようなものがあります。
この他各地の地方銀行、信用金庫などが有り、詳細はSMBCモビットのホームページで確認して下さい。コンビニのATMが入っていますから、ほぼ全国で利用できると考えて間違いはないでしょう。
しかしATMを利用する時のことを考えてみてください。例えば自分のキャッシュカードで自分の口座から他の金融機関のATMを使って現金を引き出したとすると、提携関係によっても違いますが※110円の利用手数料が掛ってしまいます。
※取引額:1万円以下の場合:110円
※取引額:1万円を超える場合:220円
これはSMBCモビットの融資の利用でも基本的には変わりません。ただしSMBCモビットは三井住友銀行のATMを利用する場合には利用手数料は掛りませんので安心して利用できます。
都市部なら三井住友銀行のATMを探すのはそれほど難しいことではありませんが、地方に行くといくらメガバンクで全国的にATM網が有るとはいっても見つけるのはそう容易なことではありません。
このため地方でSMBCモビットを利用する場合他の提携ATMを利用することになるのは間違いありません。
地方では地方銀行に注目
地方に行くとメガバンクなどの支店も意外に少ないことが分ります。そのかわり地方で大きな役割を果たしているのがその地方に支店網を作っている地方銀行や信用金庫と言った地域密着の金融機関です。
もし、自分の行動範囲がこの地方銀行の営業区域外に出ることが有るのであれば、やはりメガバンクや、本文で説明しているSMBCモビットなどの大手消費者金融のほうが良いかもしれませんが、そうでなければ地方銀行等の利用も考えてみましょう。
要するにカードローンを利用する基本は自分の使い勝手が良いかどうかということです。SMBCモビットが良ければSMBCモビットにすればよいですし、メガバンクが良ければメガバンク、地方銀行が良ければ地方銀行にすればよいのです。
名前を知っているからとか、誰かが良いと言ったからというような理由で決めてしまうと、自分が利用した時に使い勝手が良いかどうかの保証はありません。この点をよく考えて選ぶ必要が有ります。
ところがその他の提携ATMを利用する場合は110円あるいは220円の利用手数料がかかります。これが高いかどうかは利用者の感覚ということになります。
そこで実際に利息と比較してみましょう。いま1万円を年利18.0%で一カ月(30日)借りることを考えてみます。先ほど示した利息の計算式を使えば次のようになります。
利息 = 1万円 × 18% × 30/365 ≒ 148円
つまり1月後の利息は148円でATMの利用手数料が220円だったとすると、利息よりもATMの利用手数料のほうが高くなってしまいます。
確かに利用手数料はそう大きな金額ではありませんが、利息と比較するとなんだか釈然としないものを感じます。
そこで一つの方法としてはATMでの利用ではなくて銀行振込で利用することです。そうすれば振込手数料はSMBCモビットの方の負担になりますから、ATMに比べて有利な利用ができることになります。
ここでSMBCモビットのメリットとデメリットを纏めておきます。
SMBCモビットはパートやアルバイトの主婦にも人気ですが、金利が高めなどデメリットが有るのでよく考えて申込みをしてください。