モビットの督促は厳しい?消費者金融の取り立てについて徹底解説

消費者金融は漫画や映画等の影響で悪いイメージばかりが強調されがちです。

借金の取り立てと聞くと、怖い人が家に押し掛けてくるシーンを真っ先に思い浮かべる人も多いでしょう。

モビットは知名度も人気も高いですが、督促が厳しいという口コミがあるので、お金を借りる側としては不安に感じてしまうかもしれません。

督促・取り立てにまつわる消費者金融の実態について詳しく解説します。

怖がらなくて大丈夫!悪質な取り立ては違法です

借金の返済はスムーズに行うことが理想ですが、遅れたり滞ってしまった場合に業者がどういった対応をするかは気になるポイントだと思います。

いざという時に余計な心配をしなくても済むように正しい知識を身に付けましょう。

取り立てにも法律で決められたルールがある

悪質な取り立てを行う業者は一昔前まで確かに存在していました。いわゆる「ヤミ金」が横行していた1970年代は特に多く、社会問題になったこともあります。

しかし、脅迫まがいの取り立ては現在ほとんど行われていません。2006年の貸金業法改正に伴い、取り立ても規制が強化されたためです。

貸金業法21条1項に記載されている取り立て時の禁止行為を以下に簡単にまとめておきます。

  • 午後9時~午前8時半以外の時間帯に取り立てをする
  • 勤務先や自宅以外の場所に連絡や訪問をする
  • 申し出のあった時間帯以外に連絡や訪問をする
  • 借金やプライベートにまつわる事実を債務者以外の者に知らせる
  • 他者からの借り入れによる返済を要求する
  • 債務者や連帯保証人以外の者に借金を肩代わりさせる
  • 自宅や勤務先に居座る
  • 暴力的な言動を取る
  • 弁護士や司法書士が介入しているのに債務者と接触する

上記に該当する行為が行われた場合は違法な取り立てと判断され、処罰の対象となります。また、過去の事例として、債務者の自宅に寿司の出前を大量に届けさせる・嘘の通報で救急車や消防車を向かわせるという嫌がらせをした業者が訴えられ、刑罰を受けたことがありました。

「取り立て=怖い」というイメージのせいで顧客が離れてしまうことは業者にとって死活問題です。そのため、現在の消費者金融は事務的・紳士的な対応を常に心がけています。

きちんと法律に乗っ取って営業をしている真っ当な業者であれば違法行為をすることはまずないので安心してください。

ただ、かなり少なくなったとはいえ、今でもヤミ金は存在しています。法外な金利を設定するヤミ金が法律で決められた取り立てのルールを守ってくれることはあまり期待できません。

ヤミ金による違法な取り立てや嫌がらせは精神的に追い込まれるだけでなく、家族にも危険が及ぶ可能性があるのです。

知っておきたい!実際の督促の流れと内容

怖い取り立ては現在は行われていないので心配する必要はないということはこれまでの説明でお分かり頂けたかと思います。

ここから先は、消費者金融の督促の流れと内容について説明します。

配慮はしてくれるが無視は絶対にNG

基本的な督促の流れは以下のようになっています。

1.携帯電話に連絡
2.自宅に連絡
3.自宅に書類を送付
4.勤務先に連絡
5.自宅に訪問
6.法的措置

どこの業者でも最初に必ず行うのは携帯電話への連絡です。一番最初に連絡があった時点で何らかの対処をすると約束できれば、それ以降は特に支払いを催促されることはありません。

次の段階に進むタイミングは業者によって異なりますが、2~3日経っても連絡が取れない場合は自宅に電話、期日から1週間を過ぎたら書類を送付するところが多いようです。

本人以外が自宅宛の電話に出たり書類を開封すると、家族にバレてしまう可能性があります。借金のことを秘密にしておきたいならば、携帯にかかってきた電話にはできる限り出るようにしましょう。

たとえ遅れてしまっても、連絡さえしていればまだよい方です。しかし、何度電話しても出ない・繋がらない、書類を送付したのに何も反応がないといった場合はやむを得ず勤務先への連絡や自宅訪問を行い、支払いを催促します。

90日以上(業者によっては120日以上)延滞すると、法的措置として支払督促申立書が簡易裁判所から送付されます。この段階まで進んでしまった人はすでにブラックリスト入りしているので要注意です。

支払督促申立書とは、簡単に言うと「支払いに応じない相手に対し法律に基づいて支払いを命じる」という旨の書類です。この書類は法的な効力が強いため、絶対に放置してはいけません。

受け取ってから14日以内に異議申立てをしないと、今度は仮執行宣言付き支払督促申立書が送付されます。これも放置した場合は裁判所への出頭命令が出され、最終的には差し押さえを受けることとなります。

いったん差し押さえが確定した後は、10年経たないと時効が成立しません。一文無しにはならなくとも、不安な日々を過ごさなければならないのは確実といえます。

よって、支払督促申立書を受け取ってしまった人は金額に関わらず異議申立てをし、正式な手続きが済んだらなるべく早く完済する必要があるのです。

遅れることが分かっているならば、自分から前もって連絡しておきましょう。対応してくれるかどうかは業者にもよりますが、相談次第で1週間~1ヶ月程度支払いを延期することも可能です。

督促を無視しても何もいいことはありません。少しずつでも構わないので、確実に支払う意思があると示すことが重要です。

ちなみに、消費者金融からの借金の時効は5年となっています。しかし、ただ5年待っても自動的には成立しません。「最後に返済をしてから5年経ったのでもう支払いません」と借入先に意思表示をしなければならないからです。

また、最初から踏み倒すつもりでお金を借りると、詐欺罪と判断されてしまうことがあります。

モビットの督促の真実と対処法

督促の流れと内容については先ほど説明したとおりです。

参考までに、消費者金融の中でも特に厳しいとされるモビットの督促とその対処法について説明します。

督促への対応はとにかく誠実に

モビットが行う督促の流れは上記の基本的な流れとほぼ同じです。勤務先に電話がかかってきた・督促状を受け取ったという口コミがありますが、これらはモビットに限ったことではなく、他社でも行われています。

注意しなければならないのは、法的措置に移行するまでの期間が短いということです。

先ほどの説明でも触れていますが、借金の督促に対し裁判所が介入するのは90日以上の延滞をした場合が一般的となっています。

しかし、モビットは60日以上の延滞で訴状を出し、任意整理中でも訴訟を起こすことがあるようです。他社に比べて督促が厳しいとされるのは「今すぐ払わないと訴えますよ」という姿勢を強く見せているのが原因ではないかと思われます。

裁判に発展する前にできる対処法としては、モビットからの連絡を決して無視しないことです。

電話に出られなかった時は早めに折り返して返済の相談をする、「○月○日までに○万円払う」と約束したら必ず守る等、誠実に対応しましょう。

「ちょっとぐらい延滞したって問題ないでしょ」と甘く見てはいけません。

延滞期間が延びれば延びるほど遅延損害金がかさんで結果的に借金も増えてしまいますし、追加の借入もできなくなります。

少しでも疑問や不安を感じたら然るべきところに相談を

最後に、おさらいとまとめをします。

ドラマのような暴力的で怖い取り立てが行われていたのは昔の話なので、心配する必要はありません。現在の取り立ては債務者のプライバシーに配慮した丁寧な対応となっています。

支払いを遅延すると電話や書面で連絡が来ますが、ずっと無視していると裁判にまで発展してしまいます。

長期間の延滞はもちろん、短期間でも何度も繰り返すと信用情報に傷が付き、自身の評価を下げることとなります。

当たり前のことですが、延滞はたった一度、ほんの少額でもしてはいけません。最悪の事態を避けるためにも、返済計画はしっかりと立てましょう。

督促や返済に関して気になることがあったら、国民生活センターや弁護士へ相談するのもオススメです。